私的コミック・アワード'05 上半期


いや〜、今さらという話ですが
毎日色気のない日記やし、
なんか味のありそうなコトをしてみようかと。
今年前半の気持ちを思い出しながら
10の作品を選んでみました。
10個選ぶのも大変だったので
順位付けはしません。
こういうのを選ぶとなると
長期連載ものは不利になりますね。
1巻分だけでは評価できないし、
良い単巻のものほど印象に残るもの。


>ガートルードのレシピ 全5巻
今年の頭に読んだ初草川為
「十二秘色のパレット」の明るさとは逆に
全体的に暗ーいイメージ。
暗い中での主人公二人の愛情表現が暖かくてステキ。
プッペン&マリオットの可愛さでダメ押し。


>皇国の守護者 1〜2巻
絵も話も僕好み、ど真ん中ストライク。
唯一まだ続いているので
これからにも期待してます。


>こっこさん
これはですねー
たしかどっかのひなびた温泉旅館のテラスで
夕暮れ時に一人ぽつんと読んだんです。
それが妙に漫画の雰囲気に合ってまして。
しみじみと、あぁいいなぁとか。
漫画が良いからなんですが、
読む環境で心に残ることもたまにある。


>昭和の男 全2巻
じいさんの言葉一つ一つに
身震いするほど感動したのを覚えています。
読むたびに身の引き締まる漫画。


>どいつもこいつも 全3巻
ワイド版で新しく出たものを買いました。
全編通してのグダグダした雰囲気が
たまらなく好きです。
ウダーっとしたくなります。


>遥かな町へ
子供の頃に戻りたい…
誰もが一度は考える夢の出来事。
読み終わったあと、
子供に戻ったらアレしてコレして…などと
くだらない事考えていた自分が恥ずかしく思えましたよ。
家族ってのはいいもんだ。
そういえば貸したまま返ってこないな。


>ほしのこえ
新海誠のアニメーションを漫画化。
原作がアニメの面白い漫画って
あまりないように思ってたんですが、
これはなかなかどうして。
映像作品同様に泣かしてくれます。


>マニマニ
たぶん初めての宇仁田さんで、
衝撃を受けた!という感じではなく
こう、やんわりと、ドキドキしたというか。
こういう系統の少女漫画は見なかったんですが
これ見てから手を出すようになりました。


>ヤサシイワタシ 全2巻
おおきく振りかぶって」の後に見たので
余計にショックがでかかった。
ズキズキと言葉が胸に刺さるようで。
なんか読んでは泣いてを繰り返してました。


>リンガフランカ
漫画内の漫才ははっきり言って面白くないもの。
この作品でもさして漫才が面白いわけでなく、
漫才師の視点で
笑いを起こす側の世界を見せてくれました。
笑わせることでしか存在できない二人の
悲しくも華やかな人生。
これも泣いた…あれ、
泣いたやつ多いなぁ。



というわけで
5作品は泣いちゃった漫画。
やっぱり感動させられるのが好きなようです。
下半期も覚えてたらやります。